国際年縞研究会

水月湖年縞の学術的な価値を広く発信するとともに、地域の学生に年縞や年縞研究の科学者をより身近に感じていただくため、年縞博物館と立命館大学が連携し、年縞研究を最前線で行っている海外研究者等を招き、「国際年縞研究会」を開催しますのでお知らせします。
また、地元高校生を対象に、海外研究者の研究説明を通じた年縞博物館のガイドツアーをあわせて実施します。
なお、開催当日(1月23、24日)は年縞博物館が無料でご観覧いただけます。

 

1 国際年縞研究会
  日 時 令和2年1月23日(木) 9:00~12:00
          1月24日(金) 9:00~12:00

  場 所 福井県年縞博物館 セミナー室(研究棟2)

  主 催 福井県年縞博物館、立命館大学

  内 容 年縞博物館を拠点に実施する年縞研究の状況、海外の先端研究事例、IntCal20の現状などについて報告、意見交換

  参加者

    Pierre Francus(ピエール・フランキュス)
    ・ケベック先端科学技術大学院大学(カナダ)教授
    ・世界の年縞研究コミュニティーのリーダーの一人
    Jacques-Louis de Beaulieu(ジャック・ルイ・ド・ボーリュー)
    ・エクスマルセイユ第三大学(フランス)名誉教授
    ・世界の花粉学、古気候学のリーダーの一人
    Sarah Daives(サラ・デービス)
    ・アベリストウィス大学(イギリス)准教授
    ・マヤ文明と古気候の研究者
    Richard Staff(リチャード・スタッフ)
    ・グラスゴー大学(イギリス)講師
    ・放射性炭素年代測定の次代のリーダー
    安田 喜憲(ふじのくに地球環境史ミュージアム 館長)※24日のみ
    ・アジアではじめて年縞を発見した「年縞(ねんこう)」の命名者
    中川 毅(立命館大学古気候学研究センター長、教授)
    北場 育子(立命館大学古気候学研究センター副センタ―長、准教授)
    山田 圭太郎(立命館大学総合科学技術研究機構 専門研究員)
    北川 淳子(福井県年縞博物館学芸員)
    長屋 憲慶(福井県年縞博物館学芸員)
    山﨑 彬輝(福井県里山里海湖研究所研究員)

  

  その他 国際年縞研究会はどなたでも自由に見学いただけます。ただし、通訳はございません。(言語:英語)

 

2 海外研究者の研究説明を通じたガイドツアー
  日 時 令和2年1月23日(木) 17:15~18:30
  場 所 福井県年縞博物館(集合場所:1Fロビー)
  通 訳 立命館大学 中川 毅 教授(逐次通訳)
  参加数 52名(予定)
              (若狭高等学校1年生、美方高等学校1年生)

※本県と立命館大学は、連携協力による年縞を基にした学術・研究・教育の発展を目的とし、平成27年に「年縞を基にした研究等に関する基本協定」を締結しています。